フィリピンの人柄|現地で感じた「熱心さ」と「笑顔のプロフェッショナリズム」

今回フィリピンで仕事をした際、現地の方々の責任感温かいホスピタリティに何度も助けられました。ここでは、実体験にもとづいて感じたフィリピンの人柄と、日本の企業・チームが学べるポイントをまとめます。


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現地でのエピソード:遅い時間まで「付きっ切り」で対応

日本に滞在しているフィリピン労働者のトラブル対応で作業が長引いたときも、現地の担当者は夜10時まで、ずっと寄り添ってくれました。最後は雨の中、カッパを着てバイクで笑顔のまま帰路に。その姿勢に、言葉以上のプロ意識を感じました。

取引先の会社でも、公式な残業扱いかどうかはともかく、「自分の担当だから」という理由で、時間外でも粘り強く対応してくれる場面が目立ちました。役割を最後までやり切るスタンスは、まさに仕事の根っこにある誇りです。


フィリピンの人柄の特徴(体験から)

  • 責任感が強い:担当領域は最後まで見届ける「やり切り力」。
  • 助け合いの文化:困っている人を放っておかない、自然なサポート精神。
  • 笑顔と前向きさ:ハードな状況でも明るく、空気を良くする力がある。
  • フレンドリーなコミュニケーション:距離が縮まるのが速く、連携が早い。

日本側が学べること・取り入れたいこと

  • 「担当としての誇り」を明確に:役割の目的や成果を共有し、責任の範囲をはっきりさせる。
  • 「ありがとう」を言語化:感謝や評価をその場で伝えると、関係性がさらに強くなる。
  • 成果の可視化:タスク完了・支援実績を小さくても記録・共有し、達成感をつくる。
  • 無理を前提にしない:情に甘えず、適切な休息・安全配慮・就労条件を必ず整える。

一緒に働くときの実務ポイント

  • ゴール・期日・優先度を明確に:口頭に加えて、チャットや文書で共有する。
  • 連絡手段を2系統以上:急ぎの連絡は電話・メッセンジャーなど複線化しておく。
  • タイムラインを余裕設計:渋滞や天候など外的要因を前提に、バッファを持つ。
  • 成果に対するフィードバック:即時の感謝+後日の正式評価(メールや文書)で信頼を深める。

まとめ:見習うべきは「やり切る熱心さ」と「笑顔」

フィリピンの方々と仕事をして実感したのは、困難な状況でも笑顔で支え合い、最後までやり切る姿勢です。日本側も条件整備とリスペクトを徹底しつつ、この前向きさを取り入れることで、現場の推進力は大きく高まります。

今回の経験から改めて、学ぶべきことが大きいと感じました。国や文化が違っても、仕事の核にあるのは「信頼」と「誠実」。その原点を、フィリピンの仲間たちは思い出させてくれます。

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